有機フッ素化合物であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造や使用等が規制されています。
PFASを使用した製品の一部
・フッ素加工などをした焦げつかないフライパン
・ハンバーガーや揚げ物などを包む包装用品
・撥水加工の衣類(レインウェア、ウィンタースポーツ用品など)
・タッチスクリーンを滑りやすくするためのコーティング
・軍事施設などで使用される泡消火剤(AFFF)
・スキーやスノーボードのコート剤 など
心配される場所
PFOS及びPFOAは、消火剤や洗浄剤、フッ素加工品などに含まれているため、半導体などの精密加工場や施設からの消火剤の地中への浸透が問題とされ、近年では東京の横田基地から流出した消火剤による地下水汚染が問題視されました。
●東京新聞/PFAS汚染水、横田基地で140万リットルも保管中 処分方法は未定、米軍「やりたい放題」になる恐れも
●泡消火剤からPFAS検出 7月に那覇市の駐車場2カ所で流出 一部は外に漏れ出る
●全国各地で見つかるPFAS(有機フッ素化合物)による水汚染
健康被害への懸念
PFOS及びPFOAは、化学的に極めて安定性が高く、水溶性かつ不揮発性の物質であるため、環境中に放出された場合には河川等に移行しやすく、また難分解性のため、長期的に環境に残留すると考えられています。
これらの人の健康への影響については、各国・各機関で知見が集積されつつあるものの、現時点において、発がん性等の毒性について国際的に統一された評価値はありません。
安全な水を飲むには
PFOS及びPFOAは、浄水器を使用することが大変有効です。
ご家族の安心・安全を守るためにも、浄水器の使用をお勧めいたします。