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入浴で家族の腸内細菌が同じになる !?

――森永乳業とアイルランドコーク大学との共同研究――
家族間での腸内細菌叢伝播経路として日本人特有の入浴習慣に着目した研究を行ったところ、以下の3点が明らかになりました。

1)入浴後の浴槽水と入浴した被験者の腸内には共通の腸内細菌が存在していた。
2)浴槽内より生きたビフィズス菌が検出され、そのゲノム情報は被験者の腸内に棲息するビフィズス菌とほぼ同一であった。
3)子どもと両親が一緒に入浴する家族と、別々に入浴する家族では、前者のほうが共通の腸内細菌の種類が多かった。

以上の結果より、ビフィズス菌をはじめとする腸内細菌の家族間伝播は、家族が一緒に入浴するという習慣を通しても起きている可能性が示されました。

これまで、ビフィズス菌は赤ちゃんが産まれる際、母親の産道を通って受け継がれること(母子伝播)で腸内に定着することが通説となっておりましたが、2018年1月に同研究所との研究で、日本人では、母子間に限らず家族間(父子間や夫婦間)でビフィズス菌が伝播している可能性が示されました。

科学雑誌『Scientific Reports』誌に掲載

https://www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-3103.html


この要因の一つに、「水を介しての情報伝達もあった」のだと思います。それが3に現れているのではないでしょうか。

3)子どもと両親が一緒に入浴する家族と、別々に入浴する家族では、前者のほうが共通の腸内細菌の種類が多かった。

水って不思議ですね。
様々な角度からの研究を期待しています!!

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